空気のようなものについて知る
なんだか今ではずっとずっと前からあって、もっともっと年数が経っているような気がしてしまう Web も、まだ 16 歳なんだ。しかし、なんというタイミングのこの CM 。あつらえたようなタイミング。まずはやんわりと、そしてしっかりと説かれていく内容。うまいなあ。
これは技術者向けの本で、一般の人が読んだら、わからないことは無いけど無味乾燥で自分に関係ないもののように感じるかもしれない。でも、たとえば、iPhoneを使っている人は、ぜひこれを読んで欲しいと思う。
iPhoneではブラウザ以外にもたくさんのアプリがWebのプロトコルを使って通信をしている。アプリがiPhoneの画面の裏側で何をやっているか、この本を読んでいると少しづつわかってくるだろう。
とあって、確かにこれほどほとんどすべての人が、というほどの人が日常的にあらゆるところで Web につないでいる社会にあっては、基礎的なところとして十分理解できなかったとしても、知る努力をしておく必要のある事柄なのだろうなと、なんとなく思った。
そういう話は苦手で、という人もそうした話題に関心を示すことだけは避けてはいけないのだろうなとも。
さらには、高橋会長もこの本はいいよと、薦められているので、やっぱり多くの人が読んでおくほうが良さそうだ。なにより、わたしが読みたいと思った。近いうちに読む本に加えておかなくては(その前に買わなきゃならないけど)。
![]() | Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESSプラスシリーズ) 山本 陽平 著、技術評論社 2010-04-08 by G-Tools |
そして、「ケータイで Web って便利~」とか思っている人は、やっぱり何度でもこういうことをきちんと知っておくべきなんだろうな、とも。
[ ”ユニークIDがあれば認証ができるという幻想”高木浩光@自宅の日記 ]
たとえ公式サイトでも、いまひとつケータイでは Web を使いたいって気持ちになれないのだった。まあ、自分の使い方のなかであまり必要がないからってのも、もちろんあるわけだけれど。便利になればなるほど、見えにくくなるものもあって、そういうものを見ないままにしてしておいて、いざ問題がおきたときに、だからと責任を問うようなことだけはよろしくないとは思うし。
使うにしろ、使わないにしろ、知っておくべきことが増えてきたのが、現代なのかなあ。
追記:4/13
そうか、絶対年齢というわけではないのか。なるほどね。と、ひとりごちる。
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