ピット
昨夜放送の日本テレビ系「世界一受けたい授業」。物の寿命というのをやっていたのだけれど、CD の話はよろしくないような気がする。中村智彦さんは「CD が出てからずいぶんとたったので寿命である 30 年からするとそろそろ危ない」というのだが、なにか勘違いしてないかな? 販売されている音楽 CD と、パソコンなどで記録できる CD-R や CD-RW とは記録方式がそもそも違うのに。
ひょっとして音楽 CD もせっせとパソコンで CD-R に焼いていると思っているのかな?
仮に、音楽 CD や CD-ROM が 30 年あまりで劣化してしまうようなものだとしたら、それこそ CD なんて買ってられるかという話になってしまうと思うけれど、あれはピットを刻んでいるので CD そのものが歪曲するとかでなければ劣化するというものではないと思うのだけれど。
一方で、CD-R らは色素の変化によって記録しているので、紫外線による劣化がおこってしまうので、直射日光はもちろん明るい場所に無造作においておくことは避けたほうがいい。現実的には 10 年程度の寿命と思うほうが無難。
さらに、CD-R と CD-RW とでは記録方式が異なるので、どちらかというと RW のほうが劣化はしにくい。
いずれにしても、あの放送では販売されている音楽 CD でも、一般での記録用の CD-R などでも同じようにみなしているようで、はなはだ疑問な内容だったといわざるを得ないのではないかなあ。
![]() | ロードランナー ハドソン 2006-10-26 by G-Tools |
追記:2/23
続・ピット: つらつらぐさ
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