わすれもの
最初に目にしたのは 20 年あまりも前だったのかどうだったか(そこまでではないかもしれない)、テレビ CM かなにかに使われたりしたものだったかもしれない。もともとは門前のお店などに飾られていただけだったらしいが、だんだん人気に火がついた。地元の番組でも取り上げたりすることがたびたび増えて、今では全国区になった。それでも、変わらぬ昔懐かしい人の姿がうれしい。
10 年くらい前に偶然にも実物を間近に見る機会があって、画面を通してみたのとはまた違った感慨があったなあ。なんともいえないぬくもりを感じさせるその質感やシチュエーションがうれしい。
来年あたりには地元飯山に人形館が設立されるのだったか。かつてはここまでのことなど思いもよらなかったけれど、すっかり町おこしの立役者のひとりという趣。
正月に展覧会があるというのだが、どうやら江戸東京博物館の場所だけ借りて、主催はテレビ朝日なのかという様子。博物館のサイトでは案内がまったくない。もったいないことだ。
機会のもてる方はぜひのお運びを。2010/01/02-2010/01/09 開催とのこと。詳細は以下リンクで。
[ 高橋まゆみ創作人形展 故郷からのおくりもの|イベントウェブ|テレビ朝日 ]
![]() | 草の道―高橋まゆみ作品集 講談社 2005-06 by G-Tools |
![]() | にんげん万歳!―愛と哀の人形世界 清流出版 2009-11 by G-Tools |
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コメント
近くなんで行ってみます。
この本の表紙の写真、最初人間(作者)だと思って、モダンな名前のおばあちゃんだこと、と思って、よくよくよくよく考えて、アマゾンの写真を何度も拡大して、「ひょっとして人形?!」とやっと気付きました。
すごいですね、この人形。
本当に、遠い山の風景を見ているみたい。
投稿: 伽羅芽留 | 2009.12.19 06:01
ぜひぜひ実物を見てきてください。
なんとも愛嬌のある、ふと田舎を懐かしく思えるそんな人形たちが迎えてくれるはずです。
投稿: ムムリク | 2009.12.19 10:04