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ナマコもいつか月を見る

 [ ナマコの生活::更新日記 - 日曜プログラマのひとりごと ]

 「ナマコをぐちゃぐちゃにしても三ヶ月もすれば再生する」のか!

 で、思い出したのが先の日曜日に放送された立花隆のがんの番組。京都大学の山中教授(だったかな)が言われていたことが印象深い。

 iPS 細胞を作るときには、がんの遺伝子も必要で、結果的にがんになってしまう細胞があるとか。ヤモリとかが失った器官を再生させるようにヒトにも再生機能があったらよいのでは、とも思えるけれど、それをするとがんになる可能性も高まることになってしまう。子孫を残す機能を果たすためにヒトは 20 年近い年月を成長しなくてはならず、自己再生機能を取るか(反面がんになって死亡するリスクは高まる)、がんにならない道を取るか(器官再生機能というメリットは失われる)の選択で、後者を選んだのではないか、という仮説を紹介されていた。

 がん細胞が正常細胞をだますというか利用して成長したり、がんの進行のためのプロセスには生命が誕生するために必須の物質が関与しているとか、がんというのは生命の存在とまさに表裏一体で、断ち切ることはとうてい無理なのではないかと思ってしまうような発見の番組だった。

 ただ、だからこそ最後の言葉が生きていて、「人は必ず死ぬが、死ぬまで生きている」ということ。人それぞれに違うけれども、死ぬまでは生きるのだから笑って死ねる環境をいかに作るかということも大切なことなのだろうなと。もちろん、人それぞれの考え方でいいわけなのは言うまでもないけれど。

 むむ、入手困難?

4938463210ナマコもいつか月を見る
地方・小出版流通センター 1991-04

by G-Tools

 あるいはこれがそうなのか? 違うのか?

4620318957ナマコのからえばり
毎日新聞社 2008-07-29

by G-Tools

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