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ACではなくACC

 NHK 「ためしてガッテン」で記憶力の低下といったことに関する内容。

 で、昨今は記憶するという行動が減ってきていることによって、記憶を助ける、あるいは記憶を思い出すことを助ける働きをしている ACC という部分の働きが弱まっていると。年齢に関係なく。お年寄りであれば加齢にともなうということで止むを得ない部分もあるものの、若い人でも記憶するということが減っているので働きが弱い人が増えているといったこと。

 電話番号は携帯のアドレス帳まかせ。昔は自宅はもちろん、友人知人などいくつも覚えていたもの。いまじゃ自宅の番号も住所も、ともすれば度忘れしてしまうような経験がすくなからずあるのでは。

 と、考えていくと、学校で闇雲に丸暗記させられた経験というのは、あながち間違いではないのではないかと。記憶するという訓練の役にたっていたのではなかろうかと。百人一首を覚えたり、九九を覚えたり(これは少なくとも実生活に役立っているか)、歴史の年号、などなど。

 その意味では円周率を「およそ 3 」などとしていた時代は、なんと不遇な時代だったのか。といって数十桁、数百桁も覚える必要はないけれど、興味本位で覚えてみるかと挑戦することは、それなりに意味があったのだということかもしれない。

 昨年攻城団ご一行さまとお会いした際に円周率の話がちょっと出て、そこそこ覚えているあたりを読み上げたのだけれど、いささか「それは本当にあっているのかな? といって今ここでは確かめるすべもないんだけど」といった空気を感じたわたしです(笑)。(<追記:他意はないですので。自分でも証明はできないなあ、などと内心思っていたので)

 3.14159265358979 までは今でも覚えていて(中学生ころにはもう少し先まで覚えていたこともあったけれど)、この数字は特にイメージするまでもなく出てくるようになっている。実のところこれには日本語の語呂合わせもあるのだけれど、それをイメージしているわけでもない。まあ、そっちも覚えているから確認には使えるけれど。ちなみに、「産医師異国に向こう産後役なく」といった感じだったかな。

 似たようなものでは平方根とかもありますね。ルート 2 が 1.41421356 。ルート 3 が 1.7320508 。とかとか。フジサンロクオームナク、とかね。

 で、黒柳徹子さんが「窓ぎわのトットちゃん」を書いたときに、あとがきだったかどこかで話されていたのか、「当時のことをこれほどまでに詳しく書けたのは、そうした出来事をどこかに書き付けておいたりせずに、全部頭のなかに記憶しておいたからだと思う」といったことを言われていたのを思い出します。

 忘れないようにメモしておくことも必要であり大切なことではあるけれど、記憶にとどめるということもまた大切なことなのだとあらためて感じた次第。


 余談としては、星のスペクトル型なんてのもなぜか覚えていて、OBAFGKM なんですが、一般には英文の語呂合わせを紹介するようです。日本語にもあって、そのほうが覚えやすいのですが、昨今では差別的に受け止められそうな感じもします。昔むかしの「天文ガイド」だったか「天文と気象」あたりに載っていたのだと思うのですが。ちなみに英文では、Oh! Be A Fine Girl Kiss Me. といった具合。

4061832522窓ぎわのトットちゃん (講談社文庫)
講談社 1984-04-15

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 昔読んだのはたぶんこれ。

4001152029πの話 (岩波科学の本 12)
岩波書店 1974-06

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 ちょっと面白そうなのでメモしておこう。

4791764390πとeの話―数の不思議
久保 儀明
青土社 2008-09-25

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 [ ACジャパン ]

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