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反省会

 NHK で放送の「日本海軍 400 時間の証言」の第二回「特攻」を見た。第一回はうっかりして「官僚たちの夏」を見ていたりしたのだが、これは見ておくべきだ。(いやまあ、「官僚たちの夏」もそれなりに面白いのだけれど、なんだか官僚礼賛な匂いを感じるのがどうも)

 旧日本海軍軍令部の元部員が戦後集まって、当時の検証をした「海軍反省会」の膨大な記録テープからさまざまな動きを読み解くシリーズ。戦後 30 年あまりもたってから秘密裏に集まって反省会をするというのも奇妙なことに思えるが、その記録が残っているということがまたある意味奇妙。

 特攻については、軍令部として命令はしておらず、現場のものたちが自分たちの意志で行ったことだというのは、どうなのだとちょっと憤りを覚えたり。一方で特攻兵器の開発をずっと前から行っており、日の目をみなかった多くの兵器設計があった経緯なども証言される。

 そうとう前からもはや特攻による一億総玉砕しかあるまいという空気を上が持っていたとか。それでいて GHQ の取り調べに対しての想定問答集を用意していたり。

 キーワードとしての「やましき沈黙」は、ともすれば誰もが日常のなかで経験しうることとはいえ、戦時下にあってはよりいっそうそのプレッシャーは大きなものだったかもしれない。だから仕方ないのだと言い捨ててしまうには事が重大すぎるのもまた事実であるけれど。

 落合さんのところを見たら、ちょうどこの証言をまとめた本が出版されたらしい。どの程度収録されているのかはわからないが、400 時間となれば相当なもので、もはや戦後 64 年となったことを思えばそのすべてをきちんとアーカイブしておく必要があるのでは。そしてきちんと検証されておくべきでは。

 ぜひとも再放送も見ておきたいところ。(って再放送してくれますよね。今のところ予定はないようですが)

きむらさんもチェックされてますね。

4569709702[証言録]海軍反省会
戸高 一成
PHP研究所 2009-08-01

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 ドラマとの違いがあるのかも気になっているのだけれど。

4101133115官僚たちの夏 (新潮文庫)
新潮社 1980-11

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