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せっかくのテロップだから正しく表現したい、ほか

 メモしてから放置してしまったのですっかり時間がたってしまったので、そういうこともあったねというメモ。


げんじょう

 とあるテレビ番組で消防服を紹介し、タレントが消防服を実際に着てみたりした。それなりに重いので隊員に「これをきてほふく前進とかするんですか?」と尋ねたので、隊員が「ほふくぜんしんはげんじょうではおこないません」と答えると画面にテロップがでた。

「ほふく前進は現状では行いません」

 特殊な業界・職業には特別な言い回しであったり、隠語があったりする。テレビ業界などもその最たるもののひとつともいえるのだろうけれど、違うかもしれないという気持ちは必要かもしれない。

 正しくは、

「ほふく前進は現場では行いません」

 とすべきだった発言。前者だと「今はそういうことはしません」という意味にとられるが、実際は「火災現場ではそういうことはしない」という意味合いだったはず(もちろん現場の状況次第でせざるをえないようなことはあるかもしれないが)。

 通報を受けて火災現場に向かうのは「出場」であって「出動」ではないとか。

 違うかもしれないという前提で確認をしてもらうということは必要かと。


けんけんがくがく

 とあるニュースで政治家の偉い先生様の発言で、「けんけんがくがくぎろんをすればいいんだ」みたいなことがあり、これまたテロップで、

「喧喧諤諤」

 とわざわざ漢字をあてられていた。そもそもの使い方が誤用であるのだが、それをご丁寧にそして無理やりに漢字にしてしまうなどというのも。間違いやすいとはいえ、そろそろきちんと覚えておきたい。

喧喧囂囂【けんけんごうごう】

 [おおぜいの人が勝手な意見を言って]やかましく騒ぎ立てる様子。
 [新明解国語辞典第4版]

侃侃諤諤【かんかんがくがく】

 正しいと信じる事を遠慮なしに直言すること。「--の議論」
 [新明解国語辞典第4版]


倦厭

 とあるサイトに「油を使うことを倦厭する向きがあるようですが」という表現があったのだけれど、「敬遠」としたかったのをタイプミスのまま変換したのではないかなとも思う。

倦厭【けんえん】

 あきていやになること。
[Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) (c) Shogakukan 1988/国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988]

敬遠【けいえん】

 不快・(めんどう)な事態になるのをいやがって、初めから、その物事に直面するのを避けること。
 [新明解国語辞典第4版]


乳離れ

 恥ずかしながら最近になって知った。乳離れは「ちばなれ」と読むということを。確かに「乳飲み子」など類似の言葉は「ち」としか読まないなあとあらためて思った。

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