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埴生の宿

 [ 今年は思いきりアホになるか::更新日記 - 日曜プログラマのひとりごと ]

 藤岡さんはとても哲学的だなあと、つねづね思わされるのがこうした日記の数々。哲学的なプログラマってなんとも魅惑的な響きかも。一方、arton さんはクラシックとかオペラとか映画とかそんなプログラマで、これまたなんとも魅惑的。

 さて、今回おおっと思ったのは埴谷雄高などという名前がでてきたこと。松本清張とか太宰治とかはよく知られているだろうし、読んだことがなくても名前くらいは知っているというものだと思うが、埴谷雄高となると「誰? それ?」どころか、「なんて読むの?」な世界というのが多くの人の反応なのだろうと思う。ちなみに「はにや ゆたか」と読むわけだ。

 正直なところ読んだことがないのであれこれ言うことはできないのだけれど、それでも代表作である長編「死霊」がなかなか完結せず、たしか 1980 年代だったか 1990 年代くらいになってようやく完結したかどうかしたのだったのでは、というあやふやな記憶だけが残っている。あの独特の装丁の箱入りの重々しい書籍のもつインパクトだけは妙に強烈で、うかつに手に取るのをはばかられるようなそんな雰囲気漂う本だったなあという記憶だけは未だに強く残っているのだった。ありていにいえばショタレ本の類になってしまっていたともいえるわけではあるが。

 文庫にでもなっていればこの機会に読んでみるというのも、そろそろ頃合というものかもしれない。

 おー、本当に文庫がでていた! 貴重かも。

4061983210死霊〈1〉 (講談社文芸文庫)
埴谷 雄高
講談社 2003-02

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4061983253死霊〈2〉 (講談社文芸文庫)
埴谷 雄高
講談社 2003-03

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4061983288死霊〈3〉 (講談社文芸文庫)
埴谷 雄高
講談社 2003-04

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 あとはこんなのも気になるなあ。

406198361X埴谷雄高政治論集 埴谷雄高評論選書 1 (講談社文芸文庫)
埴谷 雄高
講談社 2004-02-11

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4061983644埴谷雄高思想論集 埴谷雄高評論選書 2 (講談社文芸文庫)
埴谷 雄高
講談社 2004-03-11

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4061983679埴谷雄高文学論集 埴谷雄高評論選書3 (講談社文芸文庫)
埴谷 雄高
講談社 2004-04-11

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 なんとなく連想してしまう。埴生の宿。

B000CEK4UAあの頃の歌
コロムビア・オーケストラ
日本ウエストミンスター 2006-02-01

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