ワクワクできない枠組み
[ 小寺信良の現象試考:思い切って放送行政のちゃぶ台をひっくり返してみよう (1/3) - ITmedia +D LifeStyle ]
確かに多くの視聴者たる国民はデジタルになることを望んでもいないし、歓迎もしていないのでは。いや、もちろん画面がきれいになったとかいろいろの点でメリットをよしとする(すでにしている)人もいるにはいるのだろうが、大多数の人にとっては、普通に今のテレビが使えていることのほうが大事だったりするのは間違いのないところなのでは。
そうでなくても切り替えのためにアナログ専用の機器は廃棄されることになるわけで、その処理はどうなるかと想像すれば、今ですらリサイクル料を取るだけとって不法投棄しているやからの横行していることを思えば、ましてやそれらがどうなるかは想像するまでもないのでは。
いっそデジタルを止めてしまえば? というのは案外いいのかもしれない。そしてデジタルはワンセグだけにしておくというのも、なるほどまったく無駄にしない方策として面白い。
ワンセグで全部録りというのなら、「24 時間ワンセグ野郎」ができるくらいなのだから、メーカーが作ったらなんのこともあるまい。
実際、テレビを見ていて(テレビは嫌いではないので、いくつかよさそうと思うものは見る)残しておきたいと思うものはもはやさほど多くない。残念ながら最後の牙城ともいえる NHK ですら最近はそうだ。受信料をしっかり払っているのだけれどなんとも情けない限り。それというのもありとあらゆる番組制作に民放的な(悪い意味でばかり使いたくはないが)方向や手法ばかり追い求めて、さながらそれが NHK が国民の目線に立つことなのだと誤解している番組が目に見えて増えているため。ニュースなどの時間すらそうなのでは、もはや世も末。
そんな中でたまには残そうかと思うものもあるけれど、だからといってハイビジョンで残したいとかいう尊大な期待をもっているわけではない。機材がないのもあるけれど、そこまで求めているわけではないというのもあるし。
卓袱台をひっくり返しているだけなので、本音のところで小寺さんがどうするべきだと言いたいのかはちょっとはかりかねるが、個人的には「地上デジタルはいらない」というのが正直なところかもしれない。ま、お上は絶対ですから、どうにもならないけれどね。
#そういえばチベット(この頃は静か)
一日一チベットリンク→◆尾道コージーコーナー◆チベット砂曼荼羅・動画公開中 ダライ・ラマ法王来日記念 砂曼荼羅グッズ販売中 撮影・村上宏治 解説・野村正次郎
(砂曼荼羅の製作過程を見ることができる。昔むかし、 NHK の番組で見たっけ)
| 固定リンク
コメント