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幽霊法廷


4163266003幽霊法廷
赤川 次郎
文藝春秋 2008-01

by G-Tools

 もともと赤川次郎は手を出しにくかったのだけれど、このところ借り物ということでいくつか読むうちにこの軽いタッチはちょっとした手持ち無沙汰の時間にちょうどよいのだなと認識を新たにした。

 冒頭すぐに一応の決着を見せてしまった事件の再捜査をひそかに行うというのが中心の筋なのだが、正直これというトリックがあるというわけではなく、ただ、非常に都合よく関係者がつながっていくという物語で事件の真相が描かれていくというもの。

 ごくごく単純な二時間サスペンスをだらだらと見ているような感覚が近いかも。そのくらいに登場人物すべてがすべからく事件に関連をもっていたりとか、そこまで都合がいいのかという展開であるのは確かなこと。ただ、だからつまらないかというとそうでもなくて、さくさくと読ませるリズムがあってつい読み通してしまう。そのあたりがきっと赤川次郎たる所以なのかもしれない。

 とはいえ、そう思うとこれをこの値段で読むのはちょっと痛いかなあと思わないでもない。いやいや十分に手ごろな値段ではあるのだが、なんといっても二時間サスペンスなので。

 でもきっとまた次も読んでしまうのだろうね。

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