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SPSP

 ようやくにしてドラマ「SP」のダイジェストスペシャル(というべきだったもの)を見た。確かに面白かっただろうなと思えた。「アップルシード」やら「攻殻機動隊」とかにどっぷりだと目新しさというものはないもののだが。

 で、昨今のフジテレビの商魂のたくましさでまたまた続きは映画でということで、tako さんのご立腹(というか不満)ももっとも。そのうち「つづきはウェブで!」とでも言ったりするだろうか。(そればかりはないだろうけれど)

 最後のアトリウムでの攻防はどう見ても不自然さが残ってしまうのだが、あの状況で多数の警護官がいたにも関わらず、首相のたてになったのがたった5人で、それもひとりずつ入れ替わりでというのもなんとも奇妙な感じ。彼らの職務としたらマルタイである首相の警護にあるわけで、極端にいえばその場にいる一般人に被害が及ぼうと構わないという判断がたつのではないのか。にもかかわらず犯人を確保する人間がその場には誰もいなかったというのはどうなのかと。まあ、ドラマなのでという答えになるのかもしれないが。

 その後の舞台での展開も含め、犯人がよほど訓練をつんでいた人間という設定でないと、あの銃撃の精度は説明がつかないし、たとえどのような状況でもむやみに発砲できないという日本の了解があったとしても、ではなぜあの舞台での最後の最後では次々と発砲して犯人の確保にあたったのかという意味がみつからない。もっと前の時点で確保のために発砲はできたはずなのだが。(いや、つまりだからそれが尾形の秘密と関連があるという解釈もなりたちうるわけではあろうけれど)

 病院でのエピソードで「あんた軍人だね」といったところがあったが、あれもいまひとつ軍人であるということを決定づけるには不十分な印象も。本放送ではもう少し丁寧に描かれていたのかもしれないが。軍人であると判断できるような所作には見えなかったのだけれど、そこは井上の特殊な能力ゆえに、という解釈?

 このところ本当に当たるドラマというのが少ないと思えるなかなので、少しでもひっぱりたいという気持ちがあるのかもしれないけれど、異なるメディア展開でひとつの大きな作品が完結するというのは、観客側にとってはあまりうれしくないようには思う。作り手としてはおいしいのだろうけれどね。


 軍人というのならせめてこのくらいのイメージは欲しい。

MASTERキートン (1) (ビッグコミックスワイド)
勝鹿 北星 浦沢 直樹
409185821X

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コメント

こんにちは。
「SP」に惹かれて来たら、自分の記事がリンクされていて驚きでした^^;
ありがとうございます♪

本編は面白かったけどちょっと間延びした感じの部分もあったので、キーポイントだけ抜き出した今回のダイジェストはスピード感があってかなりよかったと思います。

でも、いくらフジテレビでもあのやり方はあざとすぎますよね。
メディアミックスもいいけど、せめてドラマはドラマで完結してから他の媒体に行ってほしいものです。

「MASTERキートン」、私も好きです。
弟が以前集めていたので実家に帰るたびに読んでました。
浦沢さん、上手いですよね~。
まだ続いているんですか?

投稿: tako | 2008.04.11 17:48

う、早いですね。
なるほど、あのダイジェストくらいでちょうどよかった面もあるということですね。

キートンは完結していて、今となっては入手困難状態みたいです。手持ちが歯抜け状態なのでいずれ補完しなくてはと思っているのですが。

投稿: ムムリク | 2008.04.11 18:07

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