蛇足
途中から見ることになって、結局最後まで見た NHK 「ちりとてちん」。なにが面白かったのかと思い返せば、主人公である B 子の家庭というのが、恐らく一番だったのではないかと。
実のところ終盤も終盤という最後の数週は、どうにもこれまでのリズムやテンポ、面白みからやや外れてきたのではないのか、というやや冷めた感じを覚えながら見ていたというのが実情。もっともその一端は「スタジオパークからこんにちは」に貫地谷しほりが出演したときの悪い印象が尾を引きずったということもあったのかもしれない。
ことに最後の数日は、常打小屋ができて、いきなり引退宣言をして、子供が生まれて、一門のそれぞれの小さなエピソードが矢継ぎ早に紹介されて終る、というのは、なんだか何をそんなに詰め込もうとしているのだ? と思うくらい。どのみち「ちゅらさん」以来という続編のドラマまで予定されていると噂されるのであるから、そのあたりは一切合切そちらで描けばよかったことではないのか、と。
あれほどすばらしい脚本を書いていたはずの藤本さん、どうしてしまったのだろう?
ちなみに AK 製作はあまり好みでないので、もう見ていない。しばらくはゆっくりしたいというのもあるか。
【だそく】十分完成しているもののあとに付け加えるよけいなもの。
新明解国語辞典 第四版
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