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笑ってお仕事

 プロジェクトXが不始末によって失速し終了してから始まった「プロフェッショナル仕事の流儀」はなんとなく好みでなかったのであまり見なかった。ただ、たまにこれはと思う人であったり、たまたま見ていたら面白そうな人の場合には見ることもある。先日放送の巨大プラント建設現場の所長の回はつい見てしまった。上に立つもの、管理者というのはどうあるべきなのかという最低限の見本ではないのかなどと思いつつ。

 管理者は太陽であれというのは、至極当然で、いろいろの問題を抱えていようとも、上にたつものがその不安をあらわにしていたのでは、下で働く者が不安を覚えてしまうし、ひいてはそれが仕事の質や内容を落としてしまうことは容易に想像がつく。いかに目的にむかったいい仕事を具体的にやってもらうかが管理者の仕事のひとつともいえるはずだ。

 笑顔で仕事というのも大事なことだ。ちょっとでも物音をたててはいけないようなピリピリした状況で仕事をしていてもいい仕事はできない。明るさの絶えない職場は能率もあがるが、集中してくれば自然と無駄な会話は減っていくのだから、会話があるからといって咎めることでは必ずしもない。昔の MS のツールではないが、「笑ってお仕事」は決して間違いではないはずだ。

 さらに印象深かったのは、部下が間違いを犯したときの対処。誰が、どんな間違いを犯したのかは本人にきちんと理解させる。これは同じ間違いを繰り返さないためにも大事だ。しかし、それ以上そのことについて責めるようなことはせずに、ではいったい今なにをすべきかを考えて即座に決断を下すというところが、おろかな管理者と違うところなのだろう。

 ややもすれば責めたてることで自分の溜飲を下げるだけの管理者がいるが、それは自己満足にすらならない。失敗したものの意欲は(多くの場合)ますます下がるだけであるし、管理者はいつまでたってもなんだかすっきりしない気持ちばかりがつのってしまうというものでは。

 扱う規模も違うし、すべてにおいて同じようにいかないこともあるかもしれないが、基本的な姿勢というものは学べるものが多いのではないかとつくづく思った。なにより、部下はもちろんのこと、顧客にも絶大な信頼を集めているというのは本当に努力しているからこそなのだろうなと。

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