しゃばけ
![]() | しゃばけ (新潮文庫) 畠中 恵 新潮社 2004-03 by G-Tools |
ようやくにしてドラマ「しゃばけ」を見た。すでにひと月半ほどたっている。当初はなんとなく乗り気がなかったのだが、案外素直によくできていたなと思いつつ見終わった。原作を読んだのがすでに二年くらい前で細かな内容はすっかり忘れてしまっていたということも無縁ではないのだろうな。
後になって話をきけば、あそこが原作とは違っているとかいろいろ気づかされるところはあったのだが、「ドラマや映画は原作とは別物」というのはすでに決まりごとのようになっているので、まあそういうものなのであろうと。
とはいえ、やはり二時間あまりのドラマに納めてしまうには、原作のもつ雰囲気、その文章から感じさせてくれる空気というのは、表現しきれるものではないかなとも思うが、だからこそそれぞれのよさというものなのかもしれない。
最後のほうになって、いきなり「しゅみせん」という言葉がでてきたが、さて、どれほどの人がその意味を理解しただろうか、などともふと思ったり。なんとなく雰囲気だけ感じたかもしれないけれど。
第一弾と銘打ったので、ときどきこうした二時間枠でドラマ化する予定なのだろうか。とはいえ今後は短編だから、それらをつなぎ合わせてしまうのか。さて、さて。
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