1から始める詰め将棋
1から始める詰将棋 [マイコミ将棋文庫SP] (マイコミ将棋文庫SP) 週刊将棋 毎日コミュニケーションズ 2007-09-28 by G-Tools |
後々に回していたらいつの間にやら月日は経って、気がつけばきょうは「将棋の日」なのだそうで、とあればこの機会に書いておくしかあるまい。
将棋を始めてみて、駒の動かし方も覚えた、なんとか指せるような感じにはなったが、いかんせんどう詰めたらいいのかさっぱりわからない。という人にうってつけの詰め将棋の本がでた。しかも文庫。よくある詰め将棋の本は手数がせいぜい三手からというところなのだが、この本のすごいところは一手からあるということ。つまり自分が一手指すだけで詰みになるというところから解説してくれるので、ポイントを学んでいくには実にいい。
駒の利きなどもどう見ていけばいいのかというところが感覚的につかめていくので、覚えたばかりの人にとってはいろいろと学ぶところは多いはず。
もちろん、だんだんと難しくなっていくので、多少心得があるくらいではしばらく悩むような局面もあるので、ぼちぼちとやっていくのと、いざとなったら解説をみて覚えていけばいい。一ページに一問で、裏を見ると解説というシンプルな作りなのでいつでもさっと始められて、いつでもやめることができる。
とはいえ、いくつかこれは間違いではないかと思われる解説もあったので、そのあたり是非確認して欲しいところ。
156問:同玉、2二銀成、とあるのだが、この局面では2二桂成でないと詰まないと思う。
200問:5二香成、とあるのだが、4二香成ではないのか。
それとも、だから素人は、ってことだと恥ずかしい限りなのだが。
将棋はせわしく手を動かすようなアクションゲームとは違い、じっくりと考えることができてなかなかに奥深いゲーム。将棋界のごたごたはともかくとして、純粋に楽しめるゲームであり、思考力を鍛えるという点でも、もっと見直されていいと思うのであった。
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