PC-BSD体験ツアー (6)
印刷のテストのために、プリンタ関連の設定を見る。開始-システム-プリンタだったかでプリンタの状態や設定、追加のためのウィンドウが開く。
ひとまず「追加」ボタンを押すと、ウィザードが開くので Windows を使うような感覚で進めて行けばいい。普通の人なら直接つないでいるだけだろうから「ローカルプリンタ」を選んで進むと、ドライバデータベースの読み込みにはいる。これが長い。5 分あまりかかった。ちょっと長すぎ。
続いてプリンタのメーカー名とモデル名を選択する。が、最新というわけでも古すぎるというわけでもない Canon BJ-F850 がない。というか、類似のものがまったくない。あるいは海外で販売されているものはモデル名が異なっていて、それしかデータベースにないのかもしれないのだが、いろいろ試してもこれという合致するものが見つからない。
とりあえず、近いであろうと思うドライバを組み込んでみたら印刷はとりあえずできるが、色の数や解像度などもろもろの点で正しく使えない。
実のところ Canon や EPSON では、Linux 用のドライバは提供してくれているので、それを入れるかと思ったのだが、提供されているのは rpm ファイル。では、とコマンドを確かめると存在しないので、インストールするしかない。なんとかパッケージからインストールし(/usr/ports も空っぽなので)、試してみると、まだあれこれと足りないファイルがあるらしい。これではせっかく PBI ファイルで簡単にインストールできるという PC-BSD の意味がないよなあ、というあたりで疲れたので止める。
どうせドライバ類は Linux 用にしか提供されていないものが多く、それをエミュレーション機能を使って流用しているという実態があるのだから、rpm くらいは標準でいれておいて、ドライバファイルをダウンロードだけしたらそれをインストールしてくれるような仕組みであったらよいのになあ。1.4 では多少改善されているだろうか?
というわけで、プリンタに関してはちょっと苦労しそうなのが現状ではないかと。
ちなみに、いろいろ検索していたなかで、こんな本を見つけた。導入から各種設定まで解説していると目次にはある。印刷についても書かれているようなので、あるいはそこにヒントがあるのかもしれない。
![]() | FreeBSD fan Vol.1 (1) FreeBSD fan編集部 毎日コミュニケーションズ 2007-03 by G-Tools |
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