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消えゆくことば「官製はがき」

 一応「官」から手が離れたので、これまでの葉書とか切手とかすべて処分されるのだろうか。もったいないといえばもったいないが、社名が変わっただけというわけではないのでそれは仕方ないのだろうな。リサイクルされるからいいと考えたとしても、その製造にかかったコストは返ってこないわけだ。

 この頃ではすっかり「官製はがき」という言葉も聞くことはなかったように思う。「郵便はがき」という言い方だったろうか。テレビや雑誌などプレゼントの応募といえば「官製はがきに住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記の上、どこそこへ送ってください」といった文言が定番だったのは、もう随分昔だったかもしれない。

 そうはいえ、民営化ということで株式会社になった今こそ、本当に「官製」という葉書はなくなったのだなと、あらためて思う。官製はがきという時に、あまりお上が作った葉書というイメージはなくて、単に郵便局謹製という程度のイメージでしかなかった。その意味ではちょっと寂しいところも感じないではないか。

 〒マークも順次なくしていくという話ではあるが、地図記号としても残っているわけだし、歴史的な意味もこめて残しておいてもいいのではないかな。変えることばかりがよいことではないわけだし。

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