PC-BSD体験ツアー (5)
オフィススイート
エディタや Windows でいうところのワードパッドのようなソフト、メールやペイントのソフトなど簡単なものは標準でそろっているものの、やはりワープロや表計算のソフトなどはいまや必須。pbiDIR にはいくつか揃っているのでそれらを試してみる。
試してみたのは、次のもの。
- KOffice 1.5.2
- Openoffice.org 2.0 japanese
- MS Office 97 Installer
- MS Excel Viewer 97
- Openoffice.org 2.2.1 PC-BSD Version
- KOffice 1.5.2
- KDE といえばこれを入れておけば、とりあえず困らないという感じ。確かにどのソフトもきちんと日本語で使えるし、独特な部分はあるもののそれはそれとして新しい感覚でまた使えるともいえる。
MS Office ファイルの取り扱いに関しては、まだまだ不充分な感じは否めなく、Excel 97 のファイルを読もうとしたけれどインポートできなかった。唯一読みこめたのは、先日 poi を使って作ったファイルだった。ただし文字コードの関係もあってかセルの日本語は化けてしまった。タブの名前は正しく表示されたのに。
ということで、PC-BSD だけで使うのであれば問題はなし。 - Openoffice.org 2.0 japanese
- 各国語版のパッケージがおいてあるので、japanese とあるものを落としてきてインストールしてみたのだが、なんだか文字がまったく表示されない。一部でるものもあるが化けている。なんとかインストールを完了し(どうやったのかすら思い出せないくらいだが)、起動してみると、メニューの文字が出ない、ダイアログの文字もでない、という状況でまったく使えない。ファイルが壊れていたのか、はたまた何かを間違えたのか。即座に削除。
- MS Office 97 Installer
- たまたま手持ちの Office は 97 なので試してみる。これはあくまでも PC-BSD にインストールするためのツールであって、Office 97 そのものではない。既に持っている場合に使えるというもの。
ただ、どうやら日本語には対応できていないようで、インストールの文字がすべて化けてしまって何も読めない。うっかりすると途中で終了してしまうボタンを選んでしまったりで、結構インストールには苦労する。
もっともインストールしたとしても、メニューは文字化けしているので使えない。ということでこちらも断念。 - MS Excel Viewer 97
- それならばとビューワーをと思ったのだが、こちらも日本語に対応できないようで、駄目。おそらくは Word のビューワーも同様かと思われる。
- Openoffice.org 2.2.1
- 英語版ならどうなのだろうという気持ちで pbiDIR を見ていると言語表記のないのはこれだけで、バージョンも新しいので落としてインストールをしてみた。
すると、最後になってロケールにあった言語パッケージをダウンロードしますか? みたいなメッセージを表示するので落としてみた。起動するときちんと日本語で起動され、快適に使える。ためしに Excel ファイルなどを開いてみると、インポートという項目はなく普通に開くコマンドで開くことができる。エラーになることもなかった。
出力に関しても、標準でいいようなのでこれで十分ではないかと。
実のところ Windows で一度使ってみたことはあったのだが、なんとなく好みでなくて削除したのだったが、少なくとも PC-BSD で使うならこれでいいなと思える。というか現状これしかあるまい。
さて、となると問題は印刷なのだが、これがちょっと曲者のような感じだ。これはまた次回。
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