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PC-BSD体験ツアー (4)

音楽 CD のリッピング

 Windows 環境ですら普段は使っていないのだけれど、ディスクをいれると「どうしたい?」と尋ねてくるなかにあるので体験してみる。起動されるのは Kaudiocreator というやつ。インターネットに繋がっているのであれば、CDDB からデータを取得して曲名などをきちんと日本語で表示してくれるというのは、Windows での使用感と同じ。ところが実際に読み込むとエラーがでて終わってしまう。詳細を見ると文字化けしているのが原因のように見える。

 もう少しじっくりと見ると、一旦 CD から読み取ったデータをテンポラリファイルからホームの指定されたディレクトリに、指定されたファイルの形式に曲名などを埋め込んで保存しようとしている。そしてそこで文字化けによって no such file or directory となっているらしい。

 それならばと最初は短絡的に nkf でも使ってやればいいのかと思ったのだが、そういうことでもなかった。確かに日本語の使える PC-BSD になっているのだが、それは X 環境においてだけで、コンソール環境においての日本語設定がきちんとできていないというのが原因のようだ。

 先のリッピングの際に、コンソールでの mv コマンドによってテンポラリファイルから移動している。ということで ~/.cshrc と ~/.profile のふたつを開いてみると、

.cshrc の部分

setenv MM_CHARSET UTF-8
setenv LANG en_US.UTF-8
setenv LC_CTYPE en_US.UTF-8
setenv LC_COLLATE POSIX

.profile の部分
MM_CHARSET=UTF-8
export MM_CHARSET
LANG=en_US.UTF-8
export LANG
LC_CTYPE=en_US.UTF-8
export LC_CTYPE
LC_COLLATE=POSIX
export LC_COLLATE

 となっている。en_US.UTF-8 のまま。ということで、ja_JP.eucJP に変更してみる。ただし MM_CHARSET はそのまま。(かつては ja_JP.EUC だったが、最近( 4.6 Release 以降)は ja_JP.eucJP になったとのこと。参照

.cshrc

setenv MM_CHARSET UTF-8
#setenv LANG en_US.UTF-8
setenv LANG ja_JP.eucJP
#setenv LC_CTYPE en_US.UTF-8
setenv LC_CTYPE ja_JP.eucJP
setenv LC_COLLATE POSIX

.profile
MM_CHARSET=UTF-8
export MM_CHARSET
#LANG=en_US.UTF-8
LANG=ja_JP.eucJP
export LANG
#LC_CTYPE=en_US.UTF-8
LC_CTYPE=ja_JP.eucJP
export LC_CTYPE
LC_COLLATE=POSIX
export LC_COLLATE

 再起動して再びリッピングを行うと、おまじないが利いたらしくエラーも出さずに完了した。

 Windows のようにグラフィカルな X Window システムが標準で使えて、そこにおいては日本語が問題なく使えるようにはなっているのだが、アプリケーションの中にはコンソールでのコマンドを利用することもあるようで、そうなるとそのあたりまでインストール時の言語選択で設定してもらえるとありがたいなと実感。今後、改善されることを期待。

 ただし、Lame エンコードなどで MP3 にすると ID3 タグは UTF-8 で保存されるらしく、Kaffeine などで再生しても、ファイルのプロパティで見てもタイトルなどが文字化けしてしまう。ファイル名は問題ないが、そこだけがうまくない。とはいえどうやらこれはこの環境においては現状どうしようもないようだ。これこそ Grip を使うと自由に ID3 の文字エンコードの種類を変更できるそうなので使いたいところだが、さてさてというところ。

#.cshrc については、インストール時のシェルの選択が異なると別のファイルになるのでそのつもりで。また、修正にあたってバックアップファイルが作られるわけではあるけれど、もともとの記述をコメントアウトして残しておけば初期状態に戻しやすいので、用心としてはよいかも。

 また、アルバムの編集という項目があるのでこのウィンドウを開くと、エンコードの変更というボタンがあるのだが、ここには触らないほうがよさそう。その先でどの日本語のエンコードを選択しても却って文字化けしてしまい、うっかり保存するとちょっと面倒なことになる。(いったん CDDB をリモートだけにする設定にして読み込みなおすなりしないと文字化けしたままになる)

追記:
 (なんだか追記ばかり)本来的に考えるとフィルファイル名に日本語など使うべきではないのだろうな、とは思う。実際 Windows 使っている今も基本的には日本語のファイル名は使わないわけだし。とはいえ、時によっては分かりやすさのために使うこともある。他の環境へ持っていくことがまずないのであれば、日本語でつけてもそれほど困ることはないのだろうとも思う。
 とはいえ、基本的なところで文字コードの統一ができないのはちょっと辛いところなのかなと。

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