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ボーアメイカー


4150112436極微機械ボーア・メイカー (ハヤカワ文庫SF)
リンダ ナガタ Linda Nagata 中原 尚哉
早川書房 1998-08

by G-Tools


 発売時に気になって買ったものの、冒頭で投げていたのを何度目かの正直でようやく読み終えた。もっともすでに数箇月前のこと。やや記憶もあやふやになってきたので、今のうちに。

 正直中盤、いや後半まであまり面白みが感じられなかった。話のペースがどうもシャキシャキしないというか。最後のおいかけっこというか追い詰めるというかのあたりになってようやくリズムが良くなったという印象。もっともそれもあまりにあっさりと終わってしまったのでやや物足りなさも。

 なんにせよ、ナノマシンが生体である人体に影響して、超能力のようなものを瞬時に与えてしまうというようなことはちょっと飛躍のしすぎなのではないか、と思えて仕方なかった。小さいとはいえ機械ではないのか? それともそれは生体分子によって構成された機械なのか? としていくらなんでもそんなことが可能なのか? などなど。

 冒頭で感じたものはそのままだったのかと思うと、ちょっと残念。とはいえ、まあそれが好きという人もいるにはいるのだろうな。

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