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姑獲鳥の夏

B000B6H6CS姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション
堤真一 永瀬正敏 阿部寛
ジェネオン エンタテインメント 2005-11-25

by G-Tools


 映画化の話がでていらい、気になってはいたのだが、さっぱりテレビ(少なくとも地上波)で放映される気配がないのでたまたまレンタルで見るということになった。

 で、冒頭の他の作品を見るまではメニューに移ることができないので、必ず一気に見なくてはならないという DVD の作り方はどうなのだ? とちょっと不満に思ったり。

 恥ずかしながら原作を読んでいないので、まっさらなところで見たのだけれど、半分まできたところですでに謎解きが始まってしまうというのはどうなのか、などとも思ったり。確かに榎津は他人の記憶を見ることができるという、特殊な能力を持った探偵という設定なのだから、調査らしい調査などしなくてもおよそのことが分かってしまうということではあるのだろうが、それにしてもという印象を拭えないような。

 謎解きをじっくり追っていくと、それはそれで「ほほーっ」と感心するような経緯とかがわかるわけで、ミステリーとしての面白みというのは十分にある。なんだかちょっと脚本に失敗したのではないのか、という残念さが残ってしまうなあ。

 配役もなかなかに雰囲気のある人々が配されているので、期待が大きすぎたのか、ちょっとキャラクターのイメージが異なる部分もあるように感じた。いや、それはまあわたし自身のイメージでしかないわけではある。それも「うぶめ」以外の作品での。

 これだけの有名どころの役者さんを起用して、そうとうの予算もかかったであろう映画が、いまだにテレビ放映もされないというのは、果たしてどうなのかなどとうがったところも想像してしまったり。

 次なる作品の映画化が進んでいるはずなので、今度はもう少し違った感じで出来上がるといいのだがなあと、申し訳なくも思ってしまった。

 というか、むしろこれで原作を読んでみるかという気持ちになったので、それはそれで意味があったというものかもしれない。


文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
京極 夏彦
4062638878

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