欲しい情報ほど手に入らない
幸いにしてこれという被害もなかったので、テレビの特別番組を見つつ、ウェブを見たり。午後には民放各局でも番組を変更したり、その後も枠をもうけて随時情報を流したりを続けている。確かにこれは被災地にとっても、それ以外の地域の人にとってもありがたい。
ただ、意外と知りたい情報ってのは流れないなあというのがある。交通情報でもおもに報道されるのは高速道路や新幹線といったところで、もう少し降りたあたりの情報がなかなか見えないというのが地元、もしくは地元に近いものにとってはもどかしさでもある。
関係のない路線ではなく、震度の大きかった地域を走る路線の規制の情報はやはり随時出ていて欲しいものなのだが、これがなかなかない。ようやく民放の地元からの報道でわずかに知ることができたというところだが、これだけの時間流しつづけるのであるから、もう少し情報量があってもいいのではないかなという印象もある。
ラジオなら、という期待もあるが、やはり常に切り替えて表示される文字情報は有効だと思うのだがなあ。首相官邸から中継です、なんて一番無意味だと思うのだが。
無論、情報の錯綜とか時にはあるのだろうが、平静に発表されている情報が手に入らないというのはなんだか意味がないようにも思うのだが。まさかネットで調べればいいというわけでもあるまいに。取捨選択は必要だろうけれど、入れられないという状況とはとても思えないのだよね。
なかなか難しい。
| 固定リンク
コメント
前の地震のときも思いましたけど、地元のメディアはもっと考えるべきですよね。あのときも、道路状況が一番手に入りにくかった。
全国を網羅するメディアはそういう姿勢でもいいと思うけど、地元メディアにはもっと考えて取材してもらいたいと思います。ただ、地元放送局も元をただせば、東京のキー局の出先機関だったりするので、マスの論理に押さえつけられてしまうのかもしれません。
いずれ、県道まで網羅した道路状況をまとめたサイトが立ち上がるはずですよ。
投稿: takefour@旅歌 | 2007.07.17 15:59
キー局主導ってところが困ったところですね。それ自体が悪いとはいわないですが、どうしても現場報告までも仕切ってしまうので全体的なところしか把握しないというような。
ただ、民放の方が地域ニュース枠できちんと報道していたのでした。NHK が最悪(^^; 通常の地域枠の時間も削られてしまい、全国放送の垂れ流し状態。それはそれで NHK としての意義があるのですが、もう少し現場に正しく目を向けた報道を考えて欲しいなあとも。
サイトに関しては行動が早くなっていますよね。ただ、被災地においては、ネットよりラジオ。ラジオよりテレビ(やはり目で見てわかるのが一番)という図式はあると思ったりもします。
投稿: ムムリク | 2007.07.17 16:50