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FreeBSD on VAIO(1) NinjaATA に振り回される

 明日には Vista 発売だそうだが、価格も結構なものだし、そもそも実用的に動かすためのマシンスペックがないのでとりあえずは使うこともない。まあ、現状で不満がさほどあるわけではなし、開発者でもあれば検証のための環境としても必要なのだろうけれど、一般にはそういう必要もないわけで。

 だからというわけでもないけれど、いずれフリーの OS に移行する可能性はあるだろうか? などと考えて、久しぶりに FreeBSD でもインストールして確認でもしてみようか、というのがそもそもだった。

 FreeBSD(98) を一応使っていた(というのは甚だおこがましいけれど、まあいろいろの事情で使ったこともあるというか、まだシステムは生き残っている)のもあって過去のバージョンも複数手元にあるので、まあこれでということでの FreeBSD 。やっぱり正統派だ! とかいう強い志とかはまったくない。

 ムック類に付属していたものがいくつかと、一度だけパッケージを買ったので、そのパッケージが使えるならソフトのあれこれをインストールするのも面倒がないなと思っていたものの、純正 CD-ROM ドライブに振り回されていったい何度インストールを繰り返したことか。

 Vaio ノート 505 シリーズ純正の CD-ROM ドライブは PCcard 接続で、これを使うと簡単にシステムのリカバリができる。が、そのちょっと特殊らしいカードが問題でインストールに障害がでる。CD からブートはできるが、ひとたびカーネルに移るとカードの認識はできるが正しく初期化できないので使えない。古いバージョンの FreeBSD ではインストールもできるのだが、新しいもの( 4 系からのようだ)だと駄目になる。

 で、昔 3.4R を入れてみたのだった。ただ、なんだかシステムがちょっと不安定で(コンソールは別として X 環境が)、まあ体験するだけだなと放置していたのだった。

 結局いくつかあるバージョンを片っ端から試してみるなどということをしていたので時間ばかり取られてしまった。CD からは駄目なので DOS 領域にコピーしてインストール。その後設定をどうこうして PCCard を使えるようにできればまだよいのだが、どうもこれがうまくいかない。bsd_nomads などの情報を見て、 pccard.conf などを修正してみるのだけれどまったく正しく初期化できない。 4.0 以降カード回りの実装が変わったらしくその影響もあるのかもしれないのだけれど、NinjaATA というカードの特殊性も影響しているらしい。

 どうやら 4.1 でなら使えるようだと判断して、入れてみると確かにちょっと妙だが動作するようになった。きちんとアクセスできる。ただ、本来使用するはずの ioport をきちんと使っていないのがちょっと気がかりではあった。

 FreeBSD 4.1R で PCGA-CD5 ( NinjaATA) を使うのであれば、pccard.conf を次のような感じに、

io 0x180-0x190 0x240-0x320 0x386-0x388
irq 11
memory 0xd4000
card " " "NinjaATA-"
  config 0x21 "ata" 11 iosize 16
  logstr "NinjaATA"

 とりあえず CD-ROM は使えるが問題はあるようだ。続く(はず)。

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