午前・午後
以前にもまぎらわしい表記なのでおかしいなと書いたココログでの「午前と午後の捉え方」。今回、公開日時指定などというものを使ってみたら、注意しなくてはと思いつつも勘違いをしてしまったので、あらためて考えてみる(お昼のつもりで「午前 12 時」と設定したら、深夜に既に公開されていたという)。
現状でどうなっているかというと、
24時制 | ココログ | 24時制 | ココログ |
---|---|---|---|
0時 | 午前12時 | 12時 | 午後12時 |
1時 | 午前1時 | 13時 | 午後1時 |
2時 | 午前2時 | 14時 | 午後2時 |
3時 | 午前3時 | 15時 | 午後3時 |
4時 | 午前4時 | 16時 | 午後4時 |
5時 | 午前5時 | 17時 | 午後5時 |
6時 | 午前6時 | 18時 | 午後6時 |
7時 | 午前7時 | 19時 | 午後7時 |
8時 | 午前8時 | 20時 | 午後8時 |
9時 | 午前9時 | 21時 | 午後9時 |
10時 | 午前10時 | 22時 | 午後10時 |
11時 | 午前11時 | 23時 | 午後11時 |
ここで間違いやすいのが深夜0時と正午。12 から 1 になってだんだん増えていくというのはやや違和感。
で、以前どこかで明治か大正の時代に唯一暦に関してこれらの定義をしている文書があると聞いたので、検索してみると次のところが見つかった。
[ 午前12時? 午後0時?::Japan Standard Time Project ]
これによれば、正午は午前 12 時だが午後 0 時ではない。また、深夜0時は午前0時もしくは午後 12 時となるとか。
とするとそもそもココログでの表記は(やや乱暴に言えば)法的に間違っているということにもなるのかと。
さらに、なぜそのような表記になってしまったのかという点についての考察として、アナログ時計からデジタル時計になっていった際にこうしたことが起きていったのではないかと。
確かにアナログ時計の文字盤には 1 から 12 までの数字が振られていて、それをそのままデジタル表示に移すと、午前午後という定義はそのままだから午前も午後も 12 時から始まり、1 時 2 時と数えていくようになるというのは理解しやすい。
とはいえ、やっぱりそういう数え方はちょっと奇妙にも思える。たとえば十進法であれば、9 10 となるときに桁上がりが生じて本来の一の位は 0 になるように、午前・午後という桁上がり状態になるのだと考えると、やはり 0 時という考え方のほうが分かりやすいのではないかと。(午後というなら 0 時。午前というなら 12 時)
#というかグチャグチャになっているように思う。ココログの仕様。
丁度の時間を「 12 時になった」というように表現するのは構わないようには思う。まあお昼であれば「正午になりました」というほうが面倒がないかもしれないが。もっともそれは日本人特有のことなのだろうか?
以上見てきたように法律的には午前12時と表示するのが正しい。しかし、正午を1秒でも過ぎればそれは午後であり、午後零時XX分と表示するのが混乱を生じない表し方であろう。これを午後12時と表示するとこれは明かに夜の12時のことで資料3のような誤解の原因となる。
http://jjy.nict.go.jp/QandA/12am-or-0pm-J.html から
できればココログとしては、分かりやすい表記あるいは入力方法に改めるかなにか検討をしてもらえたらと思うのだが、どうだろう。
# 12 時を避ければよいというのは対処方ではあるけれど。
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