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プログラミングチーム

・・・(前略)・・・

 チームのメンバーのうちの一人が、虫を追跡せよと命じられたが、一週間かけて証拠を調べたあとも、彼はトラブルの原因に向けてまだ一歩も前進していなかった。第二週目には別のメンバーが加わったが、ましなことにはならなかった。新システムの使用開始期日は、あと二週間後に迫っており、それはその一件を除けば正しく動いているように見えたので、この手に負えない虫をどうするか決めるために会議が召集された。チームの11人のメンバーの議論は白熱し、何の結論も出なかったが、この出来事に誤動作(この場合、何と二重の誤動作!)というレッテルを貼ろうではないか、と主張する一派が頑張っていた。どれほど統計的な計算をやって見せても、このグループの気は変わりそうになかった。というのは、それは物理的にどれほどばかげていようとも、心理的には満足感を与えるものであったからだ。彼らはシステムが予定に間に合うことを望んだ。彼らは二回目の会議で、ほかのメンバーからシステム使用開始への同意を取りつけた。

 システムは予定どおり使用開始となり、一週間ほどはきわめてよく動作した。そのあと、銀行の営業時間の真っただ中にぱたっと止まった。二台のコンピュータとも、である。約一時間にわたって銀行を完全な麻痺状態に陥れたあと、システムは再起動された。そのためにどのくらい営業機会を失ったかをあえて見積もろうとする者は誰もいなかったが、再起動の影響がないかどうか確認するためにファイルを監査するという仕事は、数箇月にも及ぶとてつもないものであった。一方ではプログラミング要員全員が、次の故障が起こるまでに虫を見つけようと、狂ったように働いていた。

・・・(中略)・・・

 この例から得られる教訓は、いつわりのコンセンサスは怖い、ということである。

『プログラミングの心理学』p.133-134 (下線部分は実際は傍点)

 今回のバージョンアップに伴う障害がこれと同じだというわけではもちろんありません。中の人はそれなりに苦労も努力もされているでしょうし。ただ、やはり先日の不始末を思えば方法が間違っていたのではないのかという懸念は拭い去れないというのが大方の見方なのではないでしょうか。たとえそうではなかったとしても、それは甘んじて受けなくてはならない仕儀だったと思います。

 さながら来月から施行される PSE 法にも似て。

 ともかくも正常な状態に戻ることを祈るばかりでしょうか。

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コメント

ではコメントテストを。

投稿: ムムリク | 2006.03.30 12:35

しっかりと認証を求められた(笑)
さて今度は?

投稿: ムムリク | 2006.03.30 12:36

またまた認証。
アドレス類を入れてみるとどうかな。

投稿: ムムリク | 2006.03.30 12:37

結局必ず求められるわけかな(笑)

投稿: ムムリク | 2006.03.30 12:38

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