春を感じるとき
ここ数日というもの嘘のような暖かさで、固い氷になっていた北側の屋根の雪の塊が融けて落ちるようになった。2 月としては正直異常な暖かさになっていて、どうもこの冬は半月からひと月ほど前にずれていたのではないかと思うくらい。
昨晩などもストーブをつけずにいられたくらいだし。とはいえ室温は 10 度程度だったのだけれど、下がっていくという気配があまりなく、なにより外の温度が比較的高いのでそれほど寒さを感じない。
暖かさはそうして廻りの様子や、体感でも感じられるのだが、意外なところでも感じることができる。台所の換気扇のスイッチの紐やガスコンロのスイッチのつまみだ。換気扇のスイッチはいまどきでは壁のスイッチを使ってというところが多いかもしれないが、昔ながらの紐をひくものだとこの抵抗がまったく違うのに気づく。冷え込みの厳しい頃は壊れるのではないかと思うくらいに重い。止めるときなども、確かに引いたという感触がないうえに、実際止まるまでの若干の間が、「本当に止まるのか?」と不安にさせる。
ガスコンロのつまみも同じことで、押しまわす時の抵抗が違う。少しふんばるようにして回していたのが、昨日などはすっとなんの抵抗もなく回ってしまって驚いてしまったくらい。
本当なら、福寿草だの、梅の花だの、ふきのとうだのといった風情のあるもので春の予感を感じるべきなのだろうけれど、まあこんなものもあるのだなと。
もっとも、暖かいとはいえまだもうしばらくは油断できないわけではあるが、ここまできてしまうとそうそう大雪になるとか極端な冷え込みとかはまずないので、ようやく一安心というところか。とはいえ、山沿いの豪雪地帯でのこの冬の現状はなかなか易しいものではないのだよな。あらたな被害の起こらぬことを願うばかり。
そうそう灯油をもう一度くらいは買わなくてはならないけれど、もう少し待ってみようか。多少は安くなってきたので(笑)。
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