Rubyを256+倍使うための本 場外乱闘編
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Ruby って最近聞くことがあるけれど、どうなの? CGI っていっても Perl があればいいじゃん。って人は多いようで、確かにちょっと気の利いたスクリプトが欲しくてネットを探せば Perl だったらいくらでも転がっている、そんな時代だから、なんで Ruby ? というのはわかる。
先日 CGI 関連の本を買ったけれど、きちんと作ろうとすると結構気をつけなければならないことも多くて大変だなあという印象はもつ。といってスクリプトを使う意義ってのは別に CGI に限るわけじゃない。まったく自分だけのそれもただ一度のためにだけ使っても、さくさくと使えたらそのほうが便利なのは確かなこと。
で、Ruby ってなに? どんなことができるってのさ? という人にはぜひともこのあたりをお薦めしておきたい。Ruby の基礎的なはなしから、ちょっとかわったあんな使い方こんな使い方がわかりやすく解説されている。漠然となんだか面白そうだなと思ったら、とにかく Ruby を入れてみよう。でもなんだかソフトをあれこれ入れるのはなあ、というかもしれないが、そこいらのお行儀の悪い体験版ソフトよりはよほどきちんとしているから心配はいらない。しばらく使ってみてどうしても合わないなあと思ったら削除すればいい。
ただ、これら 256 倍のシリーズはちょっと読み手を選ぶかもしれない。小難しい文章ばかりがならんでいくってのとは違って、軽い文章で書かれている。だからその軽さが気になるという人には残念だが向かない本だ。しかし、小難しそうな専門書ほど軽くそして分かりやすく書くということはなかなかに難しい。けれどそうした軽さから、本来それが持っている楽しさであるとかを感じられたら、それでその本の役割はほぼ果たしたといっていい。
そうして興味がもてたら、全般にわたって解説された本を当座のマニュアルがわりに一冊用意しておけばいいのだ。
もちろん、ボリュームがありすぎて分冊となったもう一冊、「Rubyを256+倍使うための本 紅玉制覇編」もおすすめ。
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