千葉敦子の著作一覧
復刊ドットコムでもリクエストが出来ているようではありますが、まだ動きはあまりよくないようです。そのせいかどうかはわかりませんが、検索をされる方がいらっしゃいますので、一度著作の一覧を作っておきます。
現在、そのほとんどが絶版となっており、いくつかについては版元在庫や取次ぎ在庫がありますが、概ね古書店での入手となるでしょう。新刊書店で注文可能なものについてはアマゾンと @niftyBOOKS ( bk1 ) へのリンクを用意しますので、ご利用ください。
なお、個々の著作については、随時紹介をしてまいります。過去のものについては ページ左上 サイドバー の書籍索引をご利用ください。
書名に張られたリンクはこのサイト内の紹介記事へのものです。
- #2006/01/24
- アマゾンではマーケットプレイスがあることから現時点で購入可能なすべてのリンクを用意。また一部情報を追加。
- 「アイデア商人」
1969年:KKベストセラーズ - 「乳ガンなんかに敗けられない」
1981年:文芸春秋 [ amazon ]
1987年:文春文庫 [ amazon ] - 「ニューウーマン」
1982年:文化出版局
1987年:三笠書房知的生きかた文庫 [ amazon ]
1995年:三笠書房 [ amazon ] - 「わたしの乳房再建」
1982年:朝日新聞社
1988年:文春文庫 [ amazon ] - 「いのちの手紙」(箙田鶴子[えびらたずこ]との共著)
1983年:筑摩書房
1987年:ちくま文庫 [ amazon ] - 「千葉敦子のななめ読み日記」
1983年:同時代社 [ amazon ]
1987年:三笠書房知的生きかた文庫 [ amazon ] - 「寄りかかっては生きられない」
1983年:光風社出版 [ amazon ]
1989年:文春文庫 [ amazon ] - 「ちょっとおかしいぞ、日本人」
1985年:新潮社 [ amazon ]
1988年:新潮文庫 [ amazon ] - 「ニューヨークでがんと生きる」
1986年:朝日新聞社 [ amazon ]
1989年:朝日文庫 [ amazon ]
1990年:文春文庫 [ amazon ] - 「ニューヨークの24時間」
1986年:彩古書房 [ amazon ]
1990年:文春文庫 [ amazon ] [ @niftyBOOKS(bk1) ] - 「アメリカの男と女」
1987年:彩古書房 [ amazon ] - 「よく死ぬことは、よく生きることだ」
1987年:文芸春秋 [ amazon ]
1990年:文春文庫 [ amazon ] [ @niftyBOOKS(bk1) ] - 「「死への準備」日記」
1987年:朝日新聞社 [ amazon ]
1989年:朝日文庫 [ amazon ]
1991年:文春文庫 [ amazon ] [ @niftyBOOKS(bk1) ] - 「昨日と違う今日を生きる」
1988年:角川文庫 [ amazon ] [ @niftyBOOKS(bk1) ]
なお、これ以外で、
- 「母への手紙」1994年:意識教育研究所
- 「若いあなたへ!」1988年:偕成社 [ amazon ]
が、あるようですが、所持していないため詳細はわかりません。前者は亡くなってからお母様の手元の手紙を構成したものかと思われます。後者は妹さんや友人による共著かもしれません。
概ね、先にあげた 14 点を主要著書と考えてよいかと思われます。
#2005/06/09現在
「「死への準備」日記」「よく死ぬことは、よく生きることだ」は日販・版元在庫があるようですが、他の2点については日販在庫のみのようです。
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コメント
はじめまして。
私は「ニュー・ウーマン」を、発売された当時に読みました。当時は斬新とも言える位な、作者の考え方は面白く、当時の日本人にはあまり馴染みのなかった徹底したライフスタイル、かと言って、大変良心的なキャリア・ウーマンを中心に書かれた本でした。
作者はその後亡くなられ、今20年近く、「ニュー・ウーマン」出版からたったのですが、世の中は、千葉氏が当時書いていた方向に流れ、斬新だった事が、当然の様にも感じられる様にもなりました。
(もちろん、全てではありませんが・・・)彼女の先見の目も凄いですが、素晴らしいと思います。
今でも、何度も読み返します。
投稿: フィリフィヨンカ | 2006.07.24 08:34
フィリフィヨンカ さん、こんにちは。ナイスなお名前ですね。
今に通ずる実用的な価値も、人生を励ます書としても折に触れ読み返したくなる一冊だと私も思います。
コメントをきっかけとして一年あまり放置していた作業にようやく重い腰を持ち上げて再開してみました。
ありがとうございます。
投稿: ムムリク | 2006.07.24 12:09
ありがとうございます。
ムーミンから取りました。
ムムリクもムーミンの中にあったので、そうしたんですけど、どこから命名されたのですか?
すみません、もう20年以上経ってしまったんですね、初版が出てから。
何回読み返したか、分かりません。
最初、手にした時はただ、読んで見るか・・・みたいな軽い感じだったんですけど。
私は外国に住んでいて、引っ越す時に、この本を文庫本で持ってきましたが、もうぼろぼろです。
確かに、情報が古くなってしまった部分もあるのですが、外国に住んで、こんな頑張った生き方は、自分は足元に及ばないなあと今も痛感します。
厳しく、でも良心的な本だと思います。
これからも、千葉敦子等頑張ってください。
楽しみにしています。
「ニュー・ウーマン」の方にも、コメントします。
それでは、また。
投稿: フィリフィヨンカ | 2006.07.25 08:29
ご賢察の通りです。「かぎたばこをやる男」のほうだとあまり知られていないから、と使っているのですが、ネットでは意外と多くて驚いてもいます。
わたしもことあるごとによく読み返します。幸いにしてまだ本の形状を十分に保っていますが。
これらの著作が継続して出版されつづけることを願ってやみません。
つたないものですが、引き続きお付き合いいただければ幸いです。
投稿: ムムリク | 2006.07.25 11:09
やっぱり、そうなんですね。
私はスウェーデン語が話せるので、そうなんじゃないかなーと思ったんです。
Mumrikの意味は実際「年取った変わり者」みたいな感じなんですけど、日本では、女性に一番人気のあるムーミンキャラクターと聞いています。
私は、ムーミンも好きで、新しい日本語翻訳の方は読んだ事がないのですが、ヒッピー感覚で、気に入っています。
トーべ・ヤンソンも亡くなられましたね。
日本はガン患者も増えていると聞きます。
千葉敦子の著書は、様々な面から、現在も読者に、力を与えられると思います。
こちらこそ、よろしくお願い申し上げます。
投稿: フィリフィヨンカ | 2006.07.26 08:21
スオミではスウェーデン語なのですか?それとも言語が似ているとか。英語ですらさほどわからないわたしです。(日本では英語名のほうでつとに有名ですね)
ガン治療に関してはようやくよりよい治療や予後のために国と医師と患者とをまじえた活動が始まろうとしているところです。
治療の方法そのものはかなり変わっているでしょうけれど、患者としての基本的な姿勢であるとか医療というものに対する考え方には多くの示唆がありますね。
投稿: ムムリク | 2006.07.26 11:58
スオミは、以前スウェーデン下に占かれていた事があり、人口の一部がスウェーデン語を母国語としています。現在は強制されていないそうですが、つい最近まで、スウェーデン語が外国語の必修科目となっていました。
実際には、トーベ・ヤンソンの母親がスウェーデン人でした。
ですから、著書はすべて、スウェーデン語で書かれているのです。
フィンランド語系のフィンランド人に言わせると、トーベ・ヤンソンのフィンランド語はそれほど上手ではなかったと。
でも一応、話せたみたいです。
20年経って、ガン治療も進みましたね。
早期発見が、より可能になり、また一般的にもガンの知識が広がったと思います。
著者が、定期的に乳がん等のチェックを受ける様にと読者に勧められていましたが、今はそれが当然になりつつあるのも、素晴らしいと思います。
投稿: フィリフィヨンカ | 2006.07.27 07:54
なるほど。そういう背景があったのですね。
投稿: ムムリク | 2006.07.27 10:43
はじめまして、「文学作品を読む」という、文学作品解釈のサイトを運営している者です。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/Kaede02/
私も、千葉敦子さんの大のファンでして、特に『ニューヨークの24時間』は大変面白く読みました。本日、『いのちの手紙』の感想文を自分のサイトにアップしたところです。
千葉敦子さんの全著作がどれだけあるのか、以前から興味を持っていたのですが、まとまった情報をアップしていただき感謝いたします。千葉さんが、ジャーナリストとして書かれた記事を集めたもの、というのは存在しないのですね。
『若いあなたへ』は、所有しています。薄い、小さな本ですが、確か千葉敦子さんが日本の女子高生向けに発信したメッセージで、オリジナルは英語だったと思いました。若いうちから、家庭に入ることを決めてしまうのではなくて、もっと外の世界へ向けてはばたいて欲しいという力強いメッセージでした。高校生向けの英語の教科書に採用されるという案もあったようですが、結局それは実現しなかった、と聞いています。
以上
yasu
投稿: yau | 2008.09.20 21:50
yasu さん。コメントありがとうございます。
残念ながらジャーナリストとしての仕事の記録は出版されていないようですが、昨今の状況に詳しくはないのであるいはとも思いますが、やはりまとまった書籍の執筆いがいは難しいかもしれませんね。
投稿: ムムリク | 2008.09.21 12:04
こんにちは。
乳がんに関する調べ物をしていて、
ずーっと以前に読んだ千葉敦子さんを思い出し、その検索からたどって参りました。
とても良心的な文章に惹かれます。
昔々に読んだ彼女の著書(まだ手元にあるかどうか定かではないのですが)のあれこれを思い出しました。
ありがとうございました。
投稿: lazynana | 2008.11.13 16:50
lazynana さん、こんにちは。
すでに 20 年あまりも前のことになってしまい、乳がんを始め医療現場の状況も千葉さんが体験したころとは様子が変わってしまい、現在の治療などにとって参考となるかというと微妙なところはあるかと思います。
とはいえ、わたしたちの気持ちの持ち方など一般的な意味で参考にすべきところも多々あったという点で、さまざまなことを学んだ方でありました。
少しでもお役にたてれば幸いです。
投稿: ムムリク | 2008.11.13 17:10
はじめまして。
検索していてこのブログにたどり着きました。
若い頃、偶然千葉さんの著書を手にしてから、千葉さんの闘病の様子を、亡くなられるまで見ておりました。
千葉さんの闘病の様子や、書籍の中の一語一語が当時の自分の力になっていました。
今でも千葉さんの書籍はほとんどとってあって、時々、読み返しています。
新聞に掲載された千葉さんの訃報を伝える記事を切り取っておいたのですが、引越し等のどさくさで無くしてしまったのを今でも悔やんでいます。
こうやって千葉さんのことを伝えて下さっている方がおられることを知って、うれしく思い、書き込ませて頂きました。
投稿: 美ジョガー | 2010.02.04 15:42
美ジョガーさん、コメントありがとうございます。
著書の入手がだんだん難しくなっていることが、残念ですね。
投稿: ムムリク | 2010.02.04 16:15