パソコン通信の終焉
最後までとにもかくにも存続していたパソコン通信「ニフティサーブ」がいよいよ終焉を迎えようとしています。PC-VAN などは早々に WEB サービスの BIGLOBE だけにしてしまっていたのを思えばよくここまで続けてくれたというのが正直なところでしょう。
2003 年頃からフォーラムの WEB 移行が始まっていたのだと思いましたが、パソコン通信でのフォーラムはこの 2005 年 3 月一杯で廃止されるわけです。いまだに特定のフォーラムは巡回を続けていましたが、いよいよフォーラムごとの対応が出揃ってきたようです。WEB への移行はせずにこのまま廃止されるところも多いです。
また、ニフティからのお知らせによれば、パティオも 2005 年 5 月一杯で廃止されるとのこと。残されるのは当面メール機能くらいのようです。もちろんこれも古い専用ワープロで通信されている方がいらっしゃるとのことから残されるという話がありましが、遠くない将来に(早ければ年内くらいか?)廃止されるのは必至というものなのでしょう。
今ではメインとして使うことはなくなりましたが、これまで EPSON の PC-9800 互換機を使っていたわたしにとっては、なにかと使用する上で問題がでると参考になったこれらのフォーラムがなくなるのは残念なところがあります。もちろん今となってはそれらの PC を現役で使用しつづけている人はそう多くはないでしょうから、その使命は概ね終えたというのも確かなところなのだと思います。
今だってネットのあちこちにこうした相談をできる掲示板であるとか、そうした仕組みはいくつかあるのだとは思うのですが、その存在であるとか内容であるとかいった情報は検索し、かつ実際にそこの書き込みを読んでみないと判断のつかないものがあるように感じます。そうしたある意味の安心感というものがニフティサーブのフォーラムにはあったのではないかなと思っています。
そうしてみると、昨今はやりになった SNS (ソーシャルネットワークサービス)というのはある意味で、それに代わるもののようにも思えますが、やはりちょっと違う感じがしています。どちらかというとフォーラム的な集まりよりも個人のつながりにこそ重点があって、それこそがフォーラムのようなものを形成しているのではないかと。
mixi で云えば「コミュニティ」と呼ばれる趣味の集まりには、それなりにフォーラムのような存在が感じられますが、もっとも有効なものは「マイミクシィ」と呼ばれる個人ごとの友人知人のリストからなる集合ではないかと。
また必要な記事を取り込んできて、一気に見ていきたいという使いかたは今のところできません。ブラウザでログインし、マウスでクリックしていくしかありません。いずれそうしたツールは出来るかもしれませんが、それはまさしく巡回ソフトと同じものの出現ということでしょう。
RSS ツールも巡回ツールになりうるものでしょうし、ことにブログが爆発的に広まってしまったなかで気に入ったブログの新着を巡回して効率的に読んでいきたいというのは自然な欲求なのでしょう。
さて、ここで takefour@旅歌 さんの記事へのわたしなりの意見になるわけですが(^^;(長いまえふり)
確かにシステム的にパソコン通信を快適に行うためには専用の巡回ツールなどが必要でした。初期の頃などは特に使いかたが面倒なものもあったでしょう。しかし今となってはさほど面倒のかからないツールに成長していたと思います。巡回したらスペースキーを押していくだけで次々と記事を読んでいくことができるという手軽さはむしろブラウザをあちこちクリックしなければ進んでいけないものよりは便利かなあと思っています。
そんなこともあってもうひとつ積極的に使う気になっていないのかもしれないなあと。
掲示板巡回ソフトが存在するのも、ブラウザとそれとは違う目的のものだからなのでしょうね。
あー、なんだかとりとめがなくなってまいりました(^^; きょうはここまで(続くかどうかは不明)。
*CMN あたりで mixi 用の設定とかでているんでしょうかねえ・・・
ということでみてきたらありますね(^^; まだ新しいようですが。
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