知らないことは多い
そうでなくてもこの世に知識や情報の類はあまたあるわけで、全知全能などというのはむろん無理なことなのだから、知らないことのひとつやふたつあるのがあたりまえで、無いほうがおかしい。という話ではなくて、知っているようでいてきちんと知っていないこともまた多いということ。
たとえば、結核という病はいまも存在しているがなんとなく根絶しているという認識が強いかと思うのです。だからお役所も緊急事態宣言なんてのを近年だしたりしているわけですから。もちろん爆発的な発生をみているわけではないが、やはり相手があいてなので軽く見てはいけないという警告・戒めの意味もあるかもしれません。
リウマチもそうかもしれない。なんとなくイメージにあるのは、おばあちゃんがリウマチだった、とか、リウマチの治療のために湯治に行ってくる。なんてもの。具体的にどんな症状だとか、具体的なことなんて考えてみるとよく知らずにいたものだと、最近になって感じている。
病気の中にはその原因や決定的な治療法の見つかっていないものも少なくないのだが、リウマチもまたそのひとつなのだそうだ。ずいぶん昔から言葉だけは聞くというのに、その原因は不明なまま。女性に多いということからホルモンに関係しているのではないかという予測もあるらしいが、いまだ予測の域をでていないようす。
年齢が高くても低くてもなる人はなるようなので、特に女性は特有の病気のひとつとしてとらえて注意するのが大切。手足のこわばりや腫れ・むくみ、関節の痛みなどがあったら一度はリウマチの検査を受けておくのが早期治療へとつながるはず。そのためにも基礎的な知識を積極的に知っておきたいもの。
ただし、こうした場合注意したいのは、悪意はないのだろうが、民間療法の強烈な信者のかたがた。きちんとしたリウマチ医の診断こそ改善の近道なので。
そして、家族や友人の正しい理解と援助。その痛みは想像を絶するものなのだから、きちんと理解して助けていかなければ本人は救われない。まあどんなものでも云える事ですけれどね。
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コメント
病気の例にリウマチが有りうれしいです、腹黒い自分もお礼を言いたくなりました
大切なのは知らないということを知ること、わかっていないということを認めること、自分のリスペクトするリウマチの先人がよくそう書いてます
自分も知らないことは多いと肝に銘じてと思ってます
投稿: クロ | 2004.12.08 01:25