« 臨機応変というのは必要だよね | トップページ | 秋霖 »

真実はどちら?

 少々古い話だが、先日のノーベル賞の時に、信州大学の遠藤守信教授に関して、「カーボンナノチューブ」の発見者として紹介していたニュース報道があった。今、ネットで確認できるのは asahi.com の記事なのだが、そこにも同様の記事がでている。

 ただ、手元の「フラーレン」(産業図書:発行)によれば、ナノチューブの発見者についての記載はないが、発見した年数がどうも不自然に感じる。資料が少ないのでなんともいえないが。受賞可能者として紹介されたものによれば「量産技術の確立」となっているので間違いなのではないかとも思うのだが・・・

 わかった範囲では、「カーボンナノチューブ」を発見したのは飯島澄男博士(名城大学教授)で 1991 年のこと。フラーレンの理論が 1970 年。存在が確認されたのが 1985 年だと、産業図書の本には記されている。さらにフラーレンの単離に成功したのは 1990 年のこと。先の記事によれば 1972 年にカーボンナノチューブを発見したとなっている。普通に考えるとちょっと変な感じなのだが、本当のところはどうなのだろうか。

 関連するリンク
 http://www.mcfullerene.com/world/index.html
 http://staff.aist.go.jp/k.harigaya/doc/nanotube/
 http://www1.accsnet.ne.jp/~kentaro/yuuki/nanotube/nanotube.html
 http://www1.accsnet.ne.jp/~kentaro/yuuki/nanotube/nanotube2.html
 

|

« 臨機応変というのは必要だよね | トップページ | 秋霖 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 真実はどちら?:

« 臨機応変というのは必要だよね | トップページ | 秋霖 »