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住民票問題の本質

 田中康夫長野県知事の住民票の問題で、結局長野市は自分のところに税金がはいらないと許せないということなので、提訴という事態はシナリオ通りというところ。確かにお騒がせな振る舞いであったことは間違いがないが、これをするならば全国で膨大な数の訴訟を起こさねばならなくなる。
 それはつまり学生や単身赴任などで住民票は移さずに数年間にわたって生活している人々は、この国にごまんといるからだ。そうした実態にたいしてもメスをいれ、住民票を正しく居住地にしなさいというのであれば、納得もできようが、今回に関してはそうではないし、むしろ「どうもあの知事は気に食わない」という気持ちばかりが優先して見えてならない。
 くわえていうならば、そこまで固執するのであれば、なぜ転出届をあっさりと受理したのか、という問題をどうするのだろうか。たとえいったんは窓口で受理はしても、実態にそわない届であるので一時預かりとして協議したい、くらいの措置をその当時にするべきではなかったのか。かたくななまでのお役所仕事はどうしてしまったのか。もっとほかにやることがあるだろうに。

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