2014.12.22

冬の峠はまだもう少し先

 なにやらここへきてちょっと珍しい冬至なのだと騒がしいけれど、だからといってなにがどうということでもないというのもまた確かで。19 年に一度くらいというのも、ということは結構あるのだなあと思ってしまうのは、それこそ珍しい人なのかもしれない。

 それはさておき、冬至。

 風邪をひかないようにとかいろいろいわれる風習の言い伝えも、考えてみるとそのこと自体にはあまり意味はないのかもしれない。もちろん、確かにそういう面があるのは確かなのだけれど、それはつまりきょうこの日に限っての話ということではなく、寒い時期全般を通じての知恵、ということなのだろうから。

 だから、ゆず湯だってきょうに限らず冬の間は要所要所でやればよいのであろうし、かぼちゃだって手軽でおいしいし栄養もあるのだから、ひと冬のあいだに何度でも食べればよいのだし。きょう一日だけかぼちゃを食べて「さあ、これでもうこの冬は風邪をひかないぞ」とか言っていたら、かえってそれはお莫迦さん、ということにもなりかねないのでは。

 今年もかぼちゃをといつもの冷凍かぼちゃを用意してはいたのだけれど、実は購入した直後にかぼちゃをもらってくれということでいただきものをしてしまい、どうせならということで早速に煮て食べてしまったのだった。大きなものだったのもあってちまちまと数日食べていた。そんなこんなできょうはひとまずかぼちゃもなしということに。実際、黒豆を煮始めてしまっているので鍋がない、という事情もある。まあ、そもそも冷凍ものなので年が明けてからにでも食べることにしようかと考えている。

 一方でゆず湯というのは考えてみるに、生まれてこの方覚えがないのだった。そのためだけにゆずを買ってくるというのもなんなので無理もないかとも思う。やはりこの手のは生産地ならではということかもしれないし、銭湯であるとかそうした大きな浴場にこそふさわしいことなのかもしれない。実際、菖蒲湯とかりんご湯とかも経験がない。

 ということで、何度かかぼちゃでも食べて、この冬も乗り切りたいと思う冬至なのであった。

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2014.12.21

曳きやさん

 [ 地震で土台被害、善光寺鐘楼「お引っ越し」 除夜の鐘へ準備|信濃毎日新聞[信毎web] ]

 先日の地震で土台部分に被害がでてしまってそのままでは危険な状態にあった善光寺の鐘楼。ひとまずは大型土嚢を周囲に積み上げていたのだけれど、大晦日を前に応急の台座を用意してそこまで水平移動させることになったらしい。

 記事を見るとどうやら曳きや作業だったらしく、それはまた大掛かりなと。てっきり鐘だけ取り外してあたらしく仮組みの鐘楼でも作って設置するのかと思っていた。どうやら土台はそのままに上の部分だけそっくり移動させたらしい。須坂に残っている曳きやさんあたりが作業されたのだろうか。

 ということでひとまずはその仮の状態で大晦日、正月をやり過ごしたあとで、きちんと修復作業にかかるらしい。貼るにはご開帳があるので、それまでにはきちんとした形に直しておかないと困るものなあと。とはいえ、冬の間の工事ということでなかなか大変そうではある。

 倒れたり、位置がずれたりした多数の灯篭などの修復はどうなっているのだろう。それもまた年明けなのかもしれないか。

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2014.12.20

ハッピーフィート

 全体としてはまず面白くは見たのだけれど、細かなところでは微妙な感じもしてしまった。エンペラーペンギン(最近は皇帝ペンギンという言い方をあまりしないようなのだが)の世界では歌がうまいことが重要で歌が下手だともてないし、出世? もできないというような設定。で、生まれてきたマンブルというオスのペンギンは歌が下手。歌の先生すら投げ出すというくらい。で、なんだかんだでグループを出て行くと。イワトビペンギンたちとであったりしていろいろ世界を見て、どうやらこのごろ餌の魚が少なくなったのはなにやら大きな生き物が魚を横取りしてしまっているかららしいみたいなことを知ると。

 そんなこといっているうちに大きな生き物(人間)につかまってしまって水族館らしきところにはいってしまうのだが、気づくと次の瞬間には逃げ出していたりする。あれはいったいなんだったのだろう。そうこうして戻っていって歌は下手だが抜群のダンスセンスだっていいじゃないかとダンスで仲間を纏め上げて、それに反発する長老たちを負かしてしまうと。そうして幼馴染のメスといい感じにといった映画であった。

 まあ、テーマとしては環境問題的なものを訴えるというところもあるみたいなのだけれど、ちょっと中途半端な感じはしてしまう。タイトルもそのままカタカナにして「ハッピーフィート」としているけれど、さっぱり意味がわからない。フィートという名前なのかと思ったら名前はマンブル。それでていて途中でふいにフィートという言葉がでてくるのだけれど、名前なのかなあとか思ったりよくわからなかったり。

 結局は「足」とか「ステップ」とかいった意味合いらしいので、つまり歌は駄目だけれどダンスのうまい足が幸せを運んできたというようなことを意味しているのだろうけれど、さっぱりそんなことはわからない。このタイトルはちょっと失敗ではないかなあと。邦題としては。

 悪くはないのだけれど、なんとなくいまひとつ感がしてしまうのだった。

B003EVW6KEハッピー フィート [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-04-20

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2014.12.19

黒い破壊者 宇宙生命SF傑作選

 本が好き! 献本でいただきました。ありがとうございます。

 様々な宇宙生命を扱った作品を集めたということで、確かに種々雑多な生命が登場。環境問題的な意味での植物などが高度な意識を持ったようなものであったり、海洋生物が知性をもって人への抵抗を示すものであったり、果ては実体としてはなかなか感じ得ないようなプラズマ生命体などというものまで登場。収められた 6 つの作品それぞれがそれぞれに違う趣を見せてくれて(だからこそのアンソロジーではあるのだけれど)、実にお得感のある作品集にまとまっている。

 ただ、発表年代がいずれもやや古いので(1970年代はじめよりも前)今では少ししっくりとこないような印象もある。読み終えてみても、え? それだけ? といった感じの印象もあったりする。もう少しなにかあってもと期待のほうが大きすぎるのかもしれないけれど、淡々と展開するだけでその先がないような物語もあって、ちょっと物足りなさを感じてしまうのも正直なところだった。

 そんななかでお気に入りとしたら「キリエ」(ポール・アンダースン)、「海への贈り物」(ジャック・ヴァンス)、「黒い破壊者」(ヴァン・ヴォークト)といったところ。

 「キリエ」はプラズマ生命体の話。話としては宇宙船に随行するようにその生命体もいたのだけれど、超空間航行というのかによってその生命体と物理的(?)に分かれてしまうのだが、といったような話。まあそれだけなのだが、なんとも幻想的な雰囲気がとてもよい。

 「海への贈り物」は一番物語の展開がわかりやすく、それでいてちょっとワクワクさせてくれる物語に仕上がっている。突然仲間の姿が消えていって、どうやらそれは海洋生物によって引きずり込まれて死んでしまったようだということがわかり、調査を進めるうちにある生物からは貴重な資源が採集できるということがわかり、かつては一緒に働いていて今は別にやっている男が、協定に違反してそれら生物の採取を行っているのではないかという疑惑を解明して行く。その過程でその生物とのコミュニケーションを図ろうとする様が描かれる。ある意味ファーストコンタクトともいえる作品。

 表題作でもある「黒い破壊者」は一番気になっていた作品。「宇宙船ビーグル号」はかつて読んでいるのだけれどほとんどもう記憶にはなく、当時はクァールと呼ばれていて黒くて猫に似た宇宙生物が登場する作品の新訳。とある星で遭遇した猫に似たその生物は、ヒトのレベルを察してかわいげのある動物のように振舞うことで宇宙船に乗り込む。そうして星ではすでにいなくなってしまったえさとしてヒトを戴こうともくろみ、確かにそれに成功する。思ったよりもかしこくそして強い相手(しかも電波や電流を自在に操るらしい生物)だとわかったヒトがどう対処していくのかという展開が面白い。

 この新訳ではケアルと訳されていて原語表記がわからないものの、それが今風なのだろうなとは思う。それでも古い読者にとってはやはりクァールというやや幻想的な魅惑的な響きも捨てがたいところがあって悩ましい。

 多様な作品たちであるがゆえに、好き好きがでてくるとは思うものの、それら多様な宇宙生命ものをまとめて楽しめるという点では確かに稀有な作品集。願わくばもう少し新しいところで編まれることがあるとまた違った趣になるのではないかなと期待したいところ。それとも、最近ではこうした魅力的な宇宙生命ものはあまりでていないだろうか。だとすれば少しさびしい感じもする。

正誤:

「もとろん、あいつがなにをしたかは、簡単にわかります」(P.380)
s/もとろん/もちろん/


4488715052黒い破壊者 (宇宙生命SF傑作選) (創元SF文庫)
A・E・ヴァン・ヴォークト R・F・ヤングほか 中村 融
東京創元社 2014-11-28

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2014.12.18

まるで雪国のよう

 まあ、雪国なのですが。

 北海道沖で猛烈に発達した低気圧の影響で北海道では暴風、大雪、大しけ、などなどもうありとあらゆるものが並んだらしい。あちこちで雪も積もったということで大変なことになった。948hpa という時点で台風としてもちょっと恐ろしいレベルなのに。

 昨日のうちは雪ではあるものの路面に積もるようなこともなく穏やかだった。むしろ上田など東信地域などでどんどん積もっていたらしく、雪かきしなくてはならないような状況だったらしい。こちらではそれもなかったので安心していたのだった。

 が、夜になって外を確認すると 10cm あまりも積もっていてちょっと危険な様子。雪の状態としては湿ってはいるもののやや軽い感じの雪。見た目の深さほどではないなというのはわかったものの、これが朝になるとちょっとやっかいということで予定していたよりもさらに時間を早めて起きることに。ということで 21:30 ころには寝ることにした。

 04:30 起床で雪かきをはじめる。おおむね 20cm あまりの積雪。深いところだともう少しある。比較的軽いとはいえ湿り気はあるのですぐに雪かきのスコップにくっついてくる。このあたりはさっぱり気温が上がらない低音も影響しているか。最低気温が極端に低いわけではないので。問題は最高気温がさっぱりあがらないこと。冷蔵庫状態がずっと続いてしまっている。

 結局二時間やったが考えたほどにはできずに終了。とはいえ十分な歩道を確保はしたし、日陰になってしまう部分も可能な限りに広げておいた。(と、これでは本当に日記だ)

 この手の雪なので車が走ってくれれば割とすぐに融けてくれる。日差しもあったのでかなり路面は融けたし場所によっては乾いているところもある。明日の晴天と気温が上がってくれればもう少し楽になるかもしれない。

 昨シーズンのどか雪のときを思えばまだましではあるものの、やはり一度に降られるとちょっと大変。人力でやるしかないので。やたらと融雪剤に頼るのはできれば避けて欲しいところであるし。それでいてこういう大雪に限って行政の融雪剤散布がなかったりするのだ。雪もないし凍結の心配もないようなときに限って大量にまいているくせに。とか思ってしまったりもする。

 小谷方面では除雪しながら仮設住宅の建設が続いているとか。かと思えば信越線で乗用車と列車が衝突して脱線とか。運転者がきちんと連絡していたらそんなことにはならなかったのではなかろうか? などとも思うのだが、さて。

 [ 大雪 県内交通乱れ 車と衝突 長野で特急脱線|信濃毎日新聞[信毎web] ]

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