2013.05.24

蟲師

 疳の虫とか言うけれど、そんなことも含めて人に悪さを与える原因を虫の影響として、それを治療するのが蟲師、ということでよいのかな。というあたりが冒頭の村での女の子の治療などなどから自然と理解できる作りがなかなかよい感じ。

 説明調ではなく物語りとして描きつつごく短い時間できちんと説明してみせるというのは、なかなか難しいので。もちろん、詳細についてなんてわからないままではあるけれど、そういう世界観の話なのだなというのがわかればよしというもの。

 で、本人には記憶のない過去の出来事と現在とが織り交ぜて描かれるので、はじめ少し違和感はあったものの、次第にそういうことかとわかってくる。なんだか面倒な話になっていって、虫にとり殺されてしまうのでないかというあたりは、なかなかゾクゾクするおぞましさ。

 記憶を失っているので分からないままだった(記憶が不鮮明だ)女師匠さんとの偶然の再会からの最後の顛末は、ちょっと意味不明なところを感じてしまったけれど、原作を読んでいればわかることなのだろうか。

 それ以外はなんとも不思議な感覚を残してくれる、おぞましくもさわやかな物語だったなあと。

 ま、いまだにサナダムシだのギョウチュウだの、人と虫との関係は切れないものなのだよなと。(いずれ、虫愛ずる姫君関連に続く(かもしれない))

B000U75C74蟲師 (通常版) [DVD]
video maker(VC/DAS)(D) 2007-10-26

by G-Tools

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.05.23

だましのテクニック

 [ マーケティングは消費者を欺くことじゃない | smashmedia ]

 [ マーケティングの現在地 | マーケティング is.jp ]

 久々に更新されたマーケティング is.jp と思っていたら、同時にブログのほうも更新されて、で、どちらも関連があるというか、もったいないのでブログで補完したということらしかった。

 で、庶民的にはというか万人受け的にはブログのダイソンの話のほうが食いつきはよいよね、ということもあってメモもかねて残しておくことに。

 「吸引力が落ちないただひとつの掃除機」というダイソンの主張は正しいということが確かに証明されているけれど、証明されているのは吸引力が落ちない・あまり変化しないということであって、吸引力そのものがどの程度なのかといったことは触れられていないと。

 で、結局のところ吸引力そのものを見ると国産メーカーよりもはるかに弱いものでしかないということもまた事実であったと。ただ、国産メーカーの掃除機は吸引力は強いが次第に落ちてきてしまう。

 ここを踏まえて「吸引力が落ちるのかどうなのか」という視点だけから言えば、ダイソンだけが唯一落ちない製品である、ということになると。確かにこれは嘘ではない。けれどもまた事実の一部にすぎず、全体ではないということを消費者はよくよく見なくてはいけないわけだ。

 実際、吸引力が落ちるとはいえ、それでもなおダイソンのそれよりもずっと強い吸引力を発揮できているわけで、まあ、事実を誤認させようという意図があきらかに見え隠れすると。

 だましのテクニックとし、嘘ではないが事実を誤認させようというものにこそ、むしろ悪意を感じるといっていいのかもしれない。もっと正直に、吸引力そのものでは確かに負けているけれど、静かな音であるとか、デザインのよさとかはずっとよいでしょ? というアピールであれば、マイナスを知った上でなおかつそちらを選ぶということで、そこには売り手の非は感じられないよねと。

 このところちょっと止まってしまっているのだけれど、ガルブレイスの「ゆたかな社会」にこんな一節があって、かつての自分が赤線を引いている。

欲望が宣伝や販売術や外交員の巧妙な手管によって合成されうるという事実は、その欲望がそれほどさし迫ったものでないということを示している。本当に飢えている人は、食物の必要について聞かされる必要はない。彼が食欲を感じていれば、バテン、バートン、ダースティン、オズボーンなどの宣伝会社の影響に動かされることはない。不自由する物がなくて、何が不足しているかわからないような人に対してのみ、宣伝は有効にはたらくのだ。このような状態にある人だけが説得に耳をかすのである。(P.217)

 いえてるよねえ、と。

 まあ、100 円 200 円レベルのことであれば、さほど目くじらたてることもないかと思うけれど、それなりの金額のものについては、やはり冷静に見極める目を消費者が持つしかないのだろうなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.05.22

ただいま留守にしております

 両国は回向院でこの頃まで行われていた善光寺の出開帳(でがいちょう)。先日終了して結願法要も営まれた。今回は、はじめておびんずる様が出張されて、むしろこちらは地元で話題というところ。びんずるさんがいない善光寺!

 ということでたまたま貴重な機会に恵まれたのでお参りに。幸いというのかまだ戻られてなく、出張中のお姿を見ることができた。写真パネルの上に出張中である旨の説明書きがあり、千羽鶴なども下に飾られている。本来はこのあたりに台座に鎮座ましましているのに。

 という写真が以下。堂内では撮影禁止なので、やや離れたところから撮影。光沢紙なので反射はするしとなかなか辛い条件だったりも。

 とはいえ、以降もあるかどうかわからないはじめての出張。むしろこの機会に遭遇しないでどうする、というのがジモティーというところではないのかと。

 戻られるのは今月下旬くらいの予定だそうな。ま、出張疲れを取ってからお戻りいただくということでしょうか。

ただいま出張中

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.05.21

「背信の行方」

 後からあらすじを読んでようやくわかってきたという感じで、人間関係がどうなっているのか今ひとつしっくりしないままだった。わかってみれば単純ともいえるのだけれど、どうもこれは描き方が不十分だったのではないかなあと。

 かつて競馬でインチキをやって儲けていた若者男女三人。自分たちの悪事が競馬場だか運営関係だかの偉い人にバレそうになり、女の子の色仕掛けで破廉恥な写真を盗み撮りして恐喝。あげくはそのインチキの張本人のようにして町からも競馬界からも偉い人は追われることになると。

 そうして三人は金持ちになって成功したかと思えば、男ひとりはおちぶれている。残った男女は結婚し、男は競馬界で成功してそれなりの地位にもいると。けれど夫婦関係はさほどよいともいえず、さらには自慢の馬ももう駄目で、実のところ明日はわが身というところで起死回生を狙っている。

 そこにおちぶれた男から電話。かつて偉い人をハメた時の証拠写真を大事にとっているのだが、これはもういらないから渡すよとかいう話。とにかく会えないかというのだが、いざやってくると帰れないように工作し、あろうことか自分が彼の代わりになって戻っていってしまうと。

 そして今では成功した男の妻となっているが、自分も実は好きだった女に写真を見せて、これはもういらないからとかいうのだが、女はその写真を見て忌まわしい過去を思い出すと。

 さらにかつての偉い人の消息がわかってきたので訪ねていって、かつての詫びのようなことをしたりするのだけれど。なんだかよくわからないままに結局男ふたりが共に落ちぶれてしまうといった結末。

 こうして書いていてもよくわからないか。なんとも脈絡のない感じの映画だった。

B0002ZEV8U背信の行方 [DVD]
マシュー・ウォーカス
ハピネット・ピクチャーズ 2004-11-10

by G-Tools

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.05.20

オーキッドオービット

クジャクサボテンの花

 ちょうど咲いた、巨大なという形容がまさしくふさわしい花。あまりに大きいので思い切って中央部だけによって撮影してみた。意外と面白い感じに撮れたと、自分では納得している。もう少し細部がとか、いろいろないわけではないのだけれど、場所的になかなか厳しい状況でもあったということで言い訳を。

 毎年のように見ていた花ではあったのに、こうした細部を見るというのはなかったので面白い。肉眼でここまで分解できたかはわからないけれど。

 名前が分からなかったけれど、画像検索というのはありがたい。なんとか探せるものだなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«スペースダイブ後編